仕事部屋の壁に漆喰を塗って雰囲気はかなり良くなりました。

ただ、壁だけおしゃれになっても、まだ快適な仕事環境が完成したとは言えません。
せっかくグレーの漆喰壁にしたので、それに似合う仕事机も欲しい。
ということで今回は、タモ集成材とアイアンレッグを使って仕事机をDIYしてみました。
仕事机の天板にはタモ集成材を使用
今回、天板に選んだのはタモ集成材です。
サイズは幅1800×奥行450×厚さ30mm。
横幅は思い切って1800mmにしました。
仕事をしていると、パソコンだけでなく書類を広げたり、写真撮影をしたり、ちょっとした作業をしたりと、机の上で複数のことを同時に行う場面があります。
横に長いデスクなら、それぞれの作業スペースを確保したまま並行して作業できます。1800mmもあればかなり余裕があるので、仕事の効率も上がるはずです。
天板はマルトクショップで購入
タモ集成材は、木材の通販を行っている「マルトクショップ」で購入しました。
幅1800mm、厚さ30mmともなると重量は約15kg。
かなり大きくて重い板ですが、角までしっかり養生された状態で届き、傷ひとつありませんでした。

大型の木材を自分でホームセンターから運ぶのも大変なので、希望する寸法の木材を自宅まで届けてもらえるのはかなり便利です。
天板はワトコオイルのエボニーで仕上げる

そのままでも十分きれいなタモ集成材ですが、今回はグレーの漆喰壁に合わせて濃い色の天板に仕上げます。
いろいろ調べた結果、選んだのがワトコオイルのエボニーです。
ワトコオイルは木材に浸透させて仕上げるタイプの塗料で、塗膜で表面を覆うタイプの塗装とは仕上がりが異なります。
せっかく木製の天板を使うので、木の質感や手触りをできるだけ残したい。
それがワトコオイルを選んだ一番の理由です。
オイル仕上げなので水には注意
一方、表面に強固な塗膜を作る仕上げではないので、机の使い方には少し注意が必要です。
濡れたコップなどを長時間置けば、輪染みなどができる可能性があります。
私の場合、仕事机にはパソコンをはじめ大切な電気機器を置いているため、そもそも机で飲み物を飲むことがほとんどありません。
そのため、今回は耐水性よりも木の質感を優先しました。
タモ集成材にワトコオイルを塗る
塗装は、基本的にワトコオイルの施工手順に沿って進めました。
塗装前にサンドペーパーで研磨

届いたタモ集成材はそのままでも十分きれいな状態でしたが、塗装前にサンドペーパーで表面を整えます。
今回は400番のサンドペーパーで表面を研磨しました。オイルフィニッシュは木の質感をそのまま活かせる反面、下地の状態もそのまま仕上がりに影響します。
塗装してから表面の荒れに気付いても遅いので、この段階で手触りを確認しながらしっかり整えておきました。
研磨後は木粉が残らないよう、きれいに乾拭きしてから塗装に入ります。
ワトコオイルを塗る
いよいよワトコオイルを塗っていきます。

エボニーを塗った瞬間、それまで明るかったタモの木目が一気に濃い色へ変化しました。正直、最初は「やっちゃったかな……」というくらい印象が変わります。
ただ、最初からダークウッド系の天板にするつもりだったので、そのまま作業を続行。
タモの木目自体はしっかり残っているので、単純に黒く塗りつぶしたような仕上がりにはなりません。
余分なオイルを拭き取って乾燥
一度目の塗装後、30分ほど置いてからウエスで表面に残った余分なオイルを拭き取ります。
その後さらに乾燥させ、もう一度オイルを塗布しました。
二度目の塗装後は、400番の耐水ペーパーを使ってウェット研磨。
表面を整えながら、余分なオイルや木材内部から染み出してくる油分をウエスで拭き取っていきます。施工したのが冬だったため、乾燥にはかなり時間がかかりました。

室内で数日間、表面に浮いてきたオイルを拭き取りながら乾燥させて完成です。
ワトコオイルで思い通りのダークウッドに

完成した天板は、ほぼイメージしていた通りの濃さになりました。グレーの漆喰壁とも相性が良く、かなり落ち着いた雰囲気です。
そして見た目以上に気に入ったのが手触り。
表面を厚い塗膜で覆っていないため、触ったときに木そのものの質感が感じられます。木製デスクをDIYするなら、こういう仕上がりもいいですね。
ただし、先ほども触れたように下地の状態がそのまま仕上がりに影響します。表面が荒れた状態でオイルを塗っても、その凹凸が消えてくれるわけではありません。
オイルフィニッシュほど、塗装前の研磨を丁寧にしておくことが重要だと感じました。
脚はL字型のアイアンレッグを採用
天板を支える脚には、L字型のアイアンレッグを選びました。

グレーの漆喰壁+ダークウッドの天板+ブラック系のアイアンレッグ。この組み合わせなら、かなりイメージ通りの仕事机になりそうです。
1800mmの長い天板を支える
今回の天板は横幅1800mmもあります。
これだけ長い天板になると気になるのが、中央部分のたわみです。
そこでアイアンレッグは、正面から見たときだけでなく、天板の奥行方向から長手方向へ伸びる部分を持つL字型のものを選びました。天板をある程度の範囲で支えられるため、シンプルな脚だけの構造より安心感があります。
ただし、実際にどの程度たわみを抑えられるかは、天板の材質や厚さ、脚の位置、載せる重量などによって変わります。
天板と脚は固定した方が安全
このアイアンレッグは単体でも自立するため、天板を載せるだけでも机として使うこと自体はできました。

当時は頻繁に部屋の模様替えをしていたこともあり、すぐに移動できるのは非常に便利でした。
ただ、これは「固定しなくても問題ない」という意味ではありません。
天板だけでも約15kgあり、地震や不意に力を加えた際に天板がずれたり落下したりすると危険です。
安全性を考えれば、天板とアイアンレッグは適切な方法でしっかり固定して使用することをおすすめします。
グレーの漆喰壁とダークウッドの机が完成
完成した机を漆喰壁の前に設置してみると、かなりイメージ通りになりました。
グレーの漆喰壁にダークウッドの天板、そしてアイアンレッグ。以前の子ども部屋らしい雰囲気から一変して、落ち着いた仕事部屋になりました。
否が応でも仕事のテンションが上がります。
が、仕事の効率まで上がったかどうかは別問題です。
物撮りスペースとしても便利

もう一つ便利になったのが、ブログなどで使う写真の撮影です。
以前は物撮りをするときに背景へ壁紙が写り込まないよう、スクリーンを用意することもありました。
今回、背景となる壁をグレーの漆喰にして、さらにダークウッドの天板を組み合わせたことで、そのままでも撮影背景として使えるようになりました。
仕事机と撮影スペースを兼用できるので、これは予想以上に便利。
作業環境が良くなっただけでなく、ブログを書くうえでも作業効率が上がりました。
仕事机DIYにかかった費用
今回の仕事机DIYにかかった費用は次の通りです。※送料は含めず
| 材料 | 費用 |
|---|---|
| タモ集成材 | 12,480円 |
| アイアンレッグ | 9,980円 |
| ワトコオイル | 約3,000円 |
| 合計 | 25,460円 |
幅1800mm、厚さ30mmの無垢感のある木製天板にアイアンレッグを組み合わせて、この金額で自分好みのデスクを作れたので、個人的にはかなり満足しています。
DIYなら天板の樹種、サイズ、色、脚などを自分の好みに合わせて選べるのも大きなメリットです。
最大の失敗は奥行450mm
完成した仕事机にはかなり満足していますが、一つだけ大きな失敗がありました。
それが天板の奥行を450mmにしたことです。
450mmでも書き物やちょっとした作業をするだけなら十分です。
問題はパソコン作業。
キーボードを使いやすい位置に置くと、そのすぐ奥にモニターが来るため、大きなディスプレイでは画面との距離が近くなりすぎます。
横幅1800mmについては非常に使いやすかっただけに、ここは完全にサイズ選びを間違えました。
今作るなら奥行600mmにする
もし同じ仕事机をもう一度作るなら、迷わず1800×600mmにします。
450mmから600mmにすると奥行は150mmしか変わりませんが、デスクとしての使い勝手はかなり変わります。
購入時には600mmにすると木材価格が30%強高くなることもあり、450mmを選びました。しかし、毎日長時間使う仕事机であることを考えれば、その価格差を惜しむべきではなかったと思います。
特に大型モニターを使用するデスクをDIYするなら、天板の横幅だけでなくモニターとの距離を確保できる奥行もしっかり考えておくことをおすすめします。
まとめ|自分好みの仕事机をDIYできた

今回は、タモ集成材とアイアンレッグを使って幅1800mmの仕事机をDIYしました。
天板はワトコオイルのエボニーで仕上げ、グレーの漆喰壁に合うダークウッド系のデスクにしています。
完成した見た目はかなりイメージ通り。横幅1800mmの広い作業スペースも使いやすく、仕事だけでなくブログ用の物撮りスペースとしても便利になりました。
一方で、実際に使い始めて分かった最大の失敗が奥行450mmです。
DIYでは好きな寸法で作れるからこそ、見た目だけでなく実際に机へ座った状態で、キーボード・モニター・作業スペースがどの位置になるかまで考えて寸法を決めることが大切だと痛感しました。
爪の甘さも私らしいと言えばそれまで。
多少の失敗はありましたが、自分で選んだ木材を研磨して、好きな色に仕上げ、自分の仕事環境に合わせた机を作る。
これもDIYならではの楽しさですね。
漆喰壁と合わせて、ようやく自分好みの仕事部屋になりました。

